ピュアグラフト豊胸(Puregraft)
注射で胸を大きくする切らない治療です。自身の脂肪を吸引し、不純物や液性成分を除去し濃縮します。活性が高まる処理をした後、専用の器械で細かく分散して注入します。シリコンやヒアルロン酸よりも、とても柔らかく仕上がります。
自分の脂肪を利用するので、アレルギーなど拒絶反応の心配がありません。ヒアルロン酸やシリコンのような、マンモグラフィーによる変形の心配がありません。
脂肪注入で胸を大きくする場合、脚やお腹などの脂肪を吸引してボリュームダウンし、胸に移動することでボディーラインを改善できます。
ピュアグラフト豊胸とは
ピュアグラフト豊胸(濃縮脂肪注入)は、従来の脂肪注入に比べ、より純度が高い濃縮された脂肪を注入する豊胸術です。
脂肪吸引で採取した液体には、脂肪以外の不純物(血液・水分・死活細胞・老化細胞など)が含まれています。不純物は、注入脂肪の生着率(定着する割合)を下げ、しこり(石灰化)の要因になります。
従来の脂肪注入豊胸は、不純物の分離を遠心分離機で行いますが、一般的な遠心分離機で除去できるのは水分や油分で、細胞の選定はできません。また、脂肪細胞はデリケートなので、遠心分離機の圧力でダメージを受けることもあります。
ピュアグラフト豊胸は、不純物の除去に米国サイトリ・セラピューティクス社の脂肪組織濃縮容器「ピュアグラフト(Puregraft)」を使用します。ピュアグラフトは、特殊な2枚のフィルターを通して濾過することで不要な組織や水分を除去し、純度の高い濃縮脂肪を精製することができるため、注入した脂肪の生着率が高まり、しこりのリスクを低減します。従来の遠心分離機を用いた方法に比べ、脂肪細胞を傷付けないので、施術時間も短くなります。
注入技術
一部分に大量の脂肪を注入すると、しこり(石灰化)のリスクが高まります。少量の脂肪を広範囲に分散して少しずつ注入することで、しこりのリスクを低減します。
オプション
脂肪吸引の凹凸やタルミを抑えて仕上がりを美しくし、ダウンタイムを軽減する脂肪融解レーザーの施術を追加することができます。
こんな方におすすめ
*胸を大きくしたい
*異物を使いたくない
*傷跡を残したくない
効果
胸が大きくなります。柔らかく自然に流れる胸になります。傷痕が残りません。注入脂肪の定着率は6~9割で個人差があります。3ヵ月ほどで定着は安定します。
施術時間
2時間程度
痛み
状態とご希望に応じて麻酔を選択します。
術後
施術当日にご帰宅可能です。
経過
1週間ほどは麻酔液などにより仕上りの状態よりも腫れているため、胸は大きく見えます。
注意点
1週間ほどは麻酔液などにより仕上りの状態よりも腫れているため、胸は大きく見えます。
注入脂肪は量が少ないほど定着します。定着しなかった脂肪は吸収されますが、量が多いと周りに膜ができて固くなります。定着を増やし、しこりを予防するには一度に入れる量を減らし、注入回数を増やすのが良いです。コンデンスリッチやピュアグラフトを用いたとしても、一回の変化は控えめで限度があります。一度で1カップ以上大きくしたい方は、シリコーンバッグをご検討ください。
本施術は、日本国内未承認医療材料を用いて処置を行います。治療に際し使用する材料は医師の判断の下、個人輸入手続きを行っています。医薬品副作用被害救済制度の救済対象にはなりません。
施術の流れ
- 診察
- 医師が状態を診断し、ご要望に沿った施術を提案します。
- 血液検査・会計
- 術前の採血と治療費のお支払いを済ませます。
- 準備
- 吸引部位のマーキングや皮膚の保護を行います。
- 麻酔
- 体質とご希望に合った麻酔を使用します。
- 脂肪吸引
- 目立ちにくい場所を5mmほど切開し、丁寧に脂肪を吸引します。
- 脂肪分離
- ピュアグラフトを使用し、不純物を除去して濃縮脂肪を抽出します。
- 脂肪注入
- 専用の器具で脂肪を広範囲に分散して注入します。
- 帰宅
- 施術当日にご帰宅できます。
- 経過診察
- 医師が術後の状態を診断し、必要なアフターケアを行います。