副乳切除
副乳の乳頭を含む皮膚や乳腺組織を取り除く手術です。
乳房は一般的に胸の左右に一つずつありますが、生まれつきワキの下やお腹にも乳房ができることがあり、これを副乳と言います。
目立たないため気付かなかったり、ホクロだと思われることが多いですが、女性の5%程度に副乳があります。
副乳は退化した乳房で、小さく突起しているだけの場合が多いですが、乳輪や乳腺のふくらみがある場合もあり、母乳が出る場合もあります。
妊娠や生理などホルモンバランスが変化する際には、副乳のしこりが大きくなったり、痛くなることがあります。
副乳には母乳が出る乳口がないことが多く、乳汁がたまって乳腺炎を起こすこともあります。
効果
副乳を除去します。
施術時間
数十分程度
痛み
状態とご希望に応じて麻酔を選択します。
術後
施術当日に帰宅可能です。
経過
ダウンタイムには個人差がありますが、術後1週間ほどは腫れが出て、突っ張った感じがあります。
内出血が出ることがありますが、通常1~2 週間ほどで自然に消失します。
傷の赤みは数ヶ月かけて薄く改善します。
注意点
見た目を改善する目的の手術です。副乳の痛みや乳腺炎症状の緩和を目的とした手術ではありません。
まれに副乳が再発することがあります。
体質により傷跡がケロイドのように赤く盛り上がることがあります。
喫煙は血液の循環を悪くするため傷の治りが悪くなります。術前2週間、術後1ヵ月の禁煙を推奨します。