皮膚切除
傷が目立つ部分について、手術で皮膚を切り取って縫い縮める、または皮弁を形成して補填します。
広範囲にわたる傷跡の切除は、複数回必要です。半年以上して赤みが改善しても、線状の傷跡は残ります。
傷や刺青の切除範囲が大きく、縫合するには皮膚が足りない場合は、皮膚移植(植皮)も行なっています。
リストカットのように同じ方向に複数の線状痕がある場合は、薄く切り取ってから90度方向転換して再植皮する方法(リストカット痕の回転)も行なっています。
効果
縫い縮める方法では複数回に分けて手術をします。
皮膚移植では他の部位から採取した自分の皮膚で傷を閉じます。
施術時間
10~30分程度
痛み
ご希望と状態に合った麻酔を使用します。
術後
施術当日にご帰宅可能です。
経過
傷跡は数ヵ月から半年は赤みがありますが、1年以上かけて目立たなくなります。
移植する部位によっては皮膚の脱落予防のため1週間ほどギプスで固定します。
注意点
傷が大きい場合は血圧が上がると出血して溜まることがありますので、施術当日から翌日にかけては運動や飲酒を避けてください。
関節に近い部位の場合は傷のひきつれを予防するため関節運動が制限されます。