毛穴はなぜ開く?
毛穴と皮脂
毛穴には皮脂腺があり、皮脂が分泌されています。特に顔は全身で最も毛穴が集中している部位で、皮脂分泌が盛んです。皮脂の本来の役割は、皮膚の表面に膜を作り、乾燥や刺激から皮膚を保護することです。しかし、分泌された皮脂が汚れて酸化すると毛穴の出口をふさいだ状態(角栓)になり、毛穴が詰まって黒ずみます。角栓を放っておくと毛穴の開き、ニキビ、肌のザラつきの原因になります。
毛穴の開き
毛穴の多くは小さくて目立ちません。しかし、ストレス、紫外線、老化による皮膚弾力の低下、糖分・脂肪分の多い食生活、生理周期などによって皮脂分泌が正常のバランスを失うと、大きく開いてしまいます。毛穴が大きくなると老廃物がたまりやすくなり、毛嚢(皮膚内の毛根を包む組織)の中に細菌が侵入して炎症が起こり、炎症が再度毛穴を刺激して毛穴が大きくなるなどの悪循環を繰り返します。
毛穴縮小
毛穴を縮小させるには、過度の皮脂分泌と紫外線露出を抑え、肌のターンオーバーサイクルを正常化し、皮膚弾力の低下を改善する治療が必要です。