汗管腫
汗管腫とは、汗を出す管である汗管が増殖してできた良性の皮膚腫瘍です。目の周り、特に目の下にたくさんできることが多く、思春期以降の女性に多く見られる病気です。大きさは1~5mm程度で、肌と同じ色や淡い褐色をしています。
治療法
厚生労働省が認可したCO2レーザーを使用します。汗管腫は根治できませんが、隆起を周りの皮膚と同じ高さに整えることで、ある程度目立たなくなります。
炭酸ガスレーザーLESAC CO2-25
レザック社のCO2-25は、エネルギーが水分に吸収され、出血せずに精密に切開できる炭酸ガスレーザーです。
トップピーク108Wのスーパーパルスを、1秒間に数千発照射します。ピーク値が高いため、組織の損傷が少なく炭化層を抑えることができ、回復のはやい治療が可能です。
高価な緑色LEDガイド光は、調節可能で無影灯下でも消えにくく、医師の視認性を格段に高め、より正確な細かい施術に貢献します。
0.1W刻みの出力設定ができ、ほくろ、いぼ、アブレージョン、手術など、様々な処置に合った細かな調整が可能です。
効果
レーザーにより皮膚を削ることで、隆起をある程度減らします。
施術時間
10分程度
痛み
ご希望に応じて塗る麻酔を使用します。個人差がありますが、チクチクとした刺激を感じる場合があります。
術後
施術当日から洗顔・メイクが可能ですが、目周りの化粧は制限されます。
経過
数日~2週ほど、施術部位からジクジクと血液や黄色い液が出ます。
処方された軟膏を1日数回薄くつけて下さい。
同じ部位を再度治療する場合は、半年以上あけて下さい。
注意点
イボは再発することがあります。
治療中の日焼け・海水浴は避けてください。色素沈着の危険んがあります。照射部位に紫外線が当たらない服装か、照射部位を露出する場合はSPF30・PA++以上の日焼け止めを使用してください。
施術の流れ
- カウンセリングで医師が症状や健康状態を確認します。
- メイクを落とします。洗顔料やタオルは当院で用意しています。
- 塗る麻酔を使用する場合は、麻酔が浸透するまで30分ほど待ちます。
- レーザーを照射します。
- 効果を高める薬剤を導入し、ガーゼで冷却して終了です。